パンクとはおよそ似つかわしくない歴史あるアイルランドのBallintubbert Houseにてレコーディング、パニック、怒り、恐怖が充満する狂気の暴力的ノイズと魂の叫びが美しいGirl Bandの待望のセカンドアルバム。
★ライトブルーカラーLP (ゲートフォールド)
収録曲:
01. Prolix
02. Going Norway
03. Shoulderblades
04. Couch Combover
05. Aibophobia
06. Salmon of Knowledge
07. Akineton
08. Amygdala
09. Caveat
10. Laggard
11. Prefab Castle
12. Ereignis
歪みを効かせたギターサウンドに凶暴かつソリッドな硬質サウンド、聴く者の数倍上を超えてゆく圧倒的熱量のヴォーカルスタイルで、NMEやPitchforkをはじめとする多数メディアでデビュー前から期待の新人枠などで取り上げられ、さらには来日も果たし圧巻のパフォーマンスで強烈な印象を残したアイルランド・ダブリン発のポストパンク/ノイズロック・バンド、ガール・バンドがデビュー作『Holding Hands With Jamie』以来、実に4年ぶり2作目『The Talkies』を〈ROUGH TRADE〉よりリリース。デビュー作のリリース以降はデモ制作や、各自がパートを作曲しアイデアを集め、それを切り刻んでパソコンに取り込みコラージュするという方法で音を再構築したのが今作であり、ダブリン郊外にある大邸宅「Ballintubbert House」でレコーディングされた。「アルバムの元となったアイデアは、いろいろな意味で、この家を音で表現するということだった」とフロントマンのアラン・ダガンが語るように異質な建築構造がバンドの激変するサウンドをさらに独特なものにしており、バンドのベーシストで本作のプロデューサーも兼任したダニエル・フォックス曰く、ドラムは踊り場と地下室でそれぞれ1回ずつ録音され、プロダクションの過程で両方の音を組み入れるなど、実験的な方法で制作されている。リスナーの耳へヒリヒリと直に迫ってくる脅迫的な音とその間を揺れ動く不協和音、ハイエナジーかつダークなヴォーカルのグルーヴ感、さらには炸裂するスネアドラムに目紛しく変化するバンド特有のギターサウンドは、ロックの破壊的衝動を完璧に表現している。国内流通仕様盤CDには解説書・歌詞対訳が封入され、限定輸入盤LPはブルー・ヴァイナル仕様でのリリースとなる。
https://www.roughtraderecords.com/artists/girlband
Release Date : 27 Sep 2019
Label :
Rough Trade